今日の集中スイッチ(2026年03月13日)

睡眠と認知機能:7〜9時間の睡眠が記憶の固定化と翌日の注意力を支える

睡眠を削って作業した方が効率的に感じるとき、その感覚自体がすでに睡眠不足の影響を受けている可能性があります。

テキサス大学ダラス校のマシュー・ウォーカー教授の研究では、睡眠不足の状態では記憶の定着に関わる脳の働きが最大40%低下し、感情的な刺激への反応が約60%強まることが示されています。また、ペンシルベニア大学の研究では、6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したときと同程度まで注意力が低下するにもかかわらず、本人はほとんど眠気を感じないことが報告されています。米国睡眠財団が推奨する成人の睡眠時間は7〜9時間です。

今週から、就寝時刻を30分だけ早めてみましょう。就寝の1時間前からスマートフォンや明るい照明を避けると、眠りを促すメラトニンが分泌されやすくなります。起床時刻を毎日そろえることも、体内時計を整えるうえで効果があります。まず3日間続けて、朝の頭のすっきり具合を観察してみてください。