関連づけ記憶法:知っていることとつなげると忘れにくくなる
新しく覚えたことも、それだけが頭の中にぽつんとあるだけでは時間とともに薄れやすくなります。すでに知っていることと結びつけると、記憶は安定しやすくなります。
ケント州立大学のダンロスキーらは10の学習法を比較評価し、学んだ内容を「これは○○と関係があるから、こうなるんだな」と既有知識に結びつけて説明し直す方法を、中程度の有用性がある方法と評価しています。サイモン・フレーザー大学のビスラらが約6,000名分のデータを分析した結果でも、自分の知識を使って内容を説明し直したグループは、ただ読み返したグループと比べてテスト成績に明確な差が出ることが確認されています。
新しいことを学んだら「これは前に習った○○と似ているな」「日常のあの場面と関係がありそうだ」と、自分の知識や経験に結びつけてみてください。たとえば歴史の出来事なら「最近のニュースのあの話題に近い」と関連づけます。ノートに書くときも、すでに知っている情報との接点を一言添えるだけで定着の深さが変わります。「これは○○と似ているけど、ここが違う」と比べてみるのも効果的です。既に持っている知識とのつながりが増えるほど、新しい情報は思い出しやすくなります。