今日の集中スイッチ(2026年04月07日)

なぜ計画は遅れるか:楽観的な見積もりへの対処法

計画通りに進まなかったとき、意志の弱さではなく、見積もり自体がずれていた可能性があります。

プリンストン大学のダニエル・カーネマンとスタンフォード大学のエイモス・トベルスキーは、過去に似た作業で遅れた経験があっても次は楽観的に見積もってしまう傾向を「計画錯誤」と名づけました。ウィルフリッド・ローリエ大学のロジャー・ビューラーらが大学生に卒業論文の完成日数を予測させた研究では、予測の平均が33.9日だったのに対し、実際にかかった日数は平均55.5日と、約1.6倍の開きがありました。

この傾向への対策として、まずタスクの見積もり時間を出したあと、その1.5倍の時間をスケジュールに確保してみてください。「30分でできる」と思ったら45分を予定に入れます。加えて、実際にかかった時間を記録して見積もりと比べる習慣をつけると、自分がどれくらい楽観的に見積もるかが数字でわかるようになります。これを2〜3週間続けると、見積もりの精度が少しずつ上がっていきます。