今日の集中スイッチ(2026年04月10日)

パワーナップ:15〜20分の昼寝が午後の注意力を回復させる

午後に眠気で集中が続かない経験は珍しくありません。短い仮眠が午後の回復に役立つ場合があります。

NASA Ames研究所のマーク・ローズカインドらが1994年に発表した長距離国際線パイロット21名の研究では、巡航中に平均約26分の仮眠機会を得たグループは、対照群に比べて脳波に表れる眠気の兆候が半分以下に減ったと報告されています。午後の短い仮眠が注意力の安定に役立つことは、60本以上の研究をまとめた2022年のメタ分析でも確認されています。

午後に眠気を感じたらタイマーを15〜20分にセットして仮眠を取ってみましょう。この長さなら深い眠りに入りにくく、目覚めのだるさ(睡眠慣性)を抑えやすくなります。机に伏せるより、もたれかかれる椅子のほうが回復が深いと研究で示されています。仮眠の直前にコーヒーを1杯飲む「コーヒーナップ」を組み合わせると、目覚めるころにカフェインが効き始めます。広島大学の林光緒教授らの研究では、「○分後に起きる」と心の中で唱える練習で、起床時のだるさが減ると報告されています。15時以降の仮眠は夜の寝つきを妨げやすいため、早めの時間帯にしてみてください。