テンプレート化の力:繰り返す作業の型を作ると判断が減る
毎回同じ作業なのに、そのたびにやり方を考え直していませんか。判断そのものにエネルギーが使われ、本来集中したい作業に回らなくなります。
テキサスA&M大学のウェンディ・ウッド教授らが日記法で調べた研究では、人の日常行動の約43%が習慣的に行われていると報告されています。手順が決まっている行動は、脳が一つひとつ判断せずに実行できるため、認知資源が節約されます。繰り返す作業を「型」にしておくと、判断の回数が減り、集中や創造性が必要な場面にエネルギーを回せます。
繰り返し行っている作業を1つ選び、手順を箇条書きにしてみましょう。たとえばメールの返信なら、①あいさつ→②要件への回答→③次の行動の提示→④締め、のように型化します。レポート、朝の準備、会議メモなども同じように分解できます。できた手順は紙やスマホのメモに保存し、作業を始めるときに開く場所を決めておきます。次回からは手順に沿って実行するだけでよく、毎回ゼロから考える必要がなくなります。型は一度作って終わりにせず、使いながら気づいた改善点を書き足していくと、自分の作業に合った形に育っていきます。