今日の集中スイッチ(2026年04月13日)

プレテスト効果:学ぶ前に解くと正解できなくても定着率が上がる

何かを学ぶ前に、まず問題を解いてみることが記憶の定着を助ける場合があります。正解できなくても効果があるのが特徴です。

カリフォルニア大学アーバイン校のリンジー・リッチランド教授らの2009年の研究では、学ぶ前に関連する問題を解かされたグループは、事前に解かなかったグループと比べて、あとに受けたテストの正答率が約17〜19ポイント高かったことが報告されています。「わからない」という体験が好奇心を刺激し、その後のインプットへの注意を高めるためと考えられています。

新しい単元や資料に取り組む前に、まず関連する問題を1〜2問解いてみましょう。間違えても構いません。ただし解いたあとに正解を必ず確認することが大切で、フィードバックがないと効果は薄れます。効果は先に取り組んだ項目そのものに現れやすいため、覚えたい用語の意味を先に推測してから定義を確認する、重要そうな章末問題を先に解いてから本文を読む、といった形で対象を絞って取り入れてみてください。