深い作業と浅い作業の比率検証:時間記録で実態を確認する
一日中作業をしていたのに、深く集中できた時間がほとんどなかったと感じることがあります。集中の実態は感覚だけでは正確にわかりません。
ハーバード・ビジネス・スクールのレスリー・パーロウ氏は、フォーチュン500社のエンジニア17人に、9ヶ月にわたり毎日の作業を『集中作業』と『対話作業』に分けて記録してもらいました。集計すると、対話に時間が偏り、集中作業が圧迫されていることが分かりました。そこで週3日午前9〜12時を中断禁止の時間にした結果、65%が『平均以上の生産性』と回答し、部門史上初の予定通りの製品ローンチも実現しました。
自分の時間にも同じ偏りが隠れている可能性があります。今週、毎日の作業を『深い集中』と『浅い作業』に分けて記録してみましょう。『9:00-10:30 レポート執筆(深い)』『10:30-11:00 メール返信(浅い)』のように、時間帯と作業内容と種類を書くだけで十分です。1週間後に合計を出すと、深い作業の割合がはっきりします。思ったより少なければ、翌週の時間配分を見直す出発点になります。