今日の集中スイッチ(2026年04月27日)

KWL法:知ってる/知りたい/学んだの3欄で読む

本を開く前に内容を意識せずに読み始めると、最後まで読み終えても印象に残らないことがあります。読む前と後にひと手間加えるだけで、同じ時間でも本との結びつきが変わります。

米国の教育研究者ドナ・オグルは、児童が説明文を読む前に背景知識を呼び起こす工夫として、1986年にKWLという3欄式の読み方を提案しました。読む前にK(Know=知っていること)とW(Want to know=知りたいこと)の2欄をノートに書き、読み終えたあとにL(Learned=学んだこと)を埋める手順です。読む前に手元の知識と未知の輪郭を書き出す準備は、先行オーガナイザー研究で読解を支えると報告されています。

読みたい記事や本で試してみましょう。①紙を3列に区切りK・W・Lとラベルを書く、②目次や章の見出しを5分ほど眺め、その分野で既に知っていることをK欄に短く列挙する、③同じ見出しから「これは何を意味するか」「なぜそうなるのか」のような疑問をW欄に書く、④W欄の問いを意識しながら本文を読む、⑤読み終えたらL欄に新しく分かったことを箇条書きで残し、W欄と見比べて答えが見つからなかった問いに印を付ける。