今日の集中スイッチ(2026年05月22日)

室温と頭の働き:暑い部屋では思考の速さと正確さが落ちる

勉強や仕事に集中できないとき、部屋の温度を気にしたことはありますか。実は室温が、頭の働きそのものに関わっていることがわかってきています。

ハーバード大学公衆衛生大学院のジョセフ・アレンさんたちは、ボストンで44人の大学生を調べました。冷房のある涼しい寮(平均21℃)の学生と、冷房のない暑い寮(平均26℃)の学生に、毎朝、計算問題などの課題を解いてもらったのです。すると暑い寮の学生は、計算の点数が13%ほど低く、答えるスピードも遅くなっていました。健康な若者でも、5℃ほどの室温の差と、頭の回転の鈍さに関連がみられたのです。

勉強や仕事をする部屋は、多くの研究がすすめる22〜24℃を目安に、暑くなりすぎないよう整えてみてください。暑いと感じたら、冷房を1〜2℃下げる、扇風機を回す、薄着になるなど、まず体の熱を逃がす工夫を。ただし寒すぎても集中はしにくいので、冷やしすぎには気をつけます。一日のなかでも気温は変わるので、暑さを感じたら温度を見直し、涼しめの状態を保つことを心がけましょう。