今日の集中スイッチ(2026年05月27日)

ライバル心:「実力で上回る」は伸び「よく見せたい」は沈む

「ライバルに勝ちたい」気持ちは、勉強の役に立つのでしょうか。「人と比べるな」とよく言われ、ライバル心は悪者にされがちですが、話はそう単純ではありません。

心理学者ハレマンらは2010年、勉強の目標を調べた243件の研究(約9万人)を分析しました。すると「人より上を目指す」目標には、二つのタイプがありました。「あの子より良い点を取りたい」と実力で上回ろうとするタイプは成績が高め、「頭がいいと思われたい」と見え方をよくしたいタイプは成績が低めという関係です。差は大きくありませんが向きは逆。見え方型は失敗を恐れ、難しい問題を避けがちなためと見られています。

だからライバルがいるなら、競う気持ちの向け先を見極めましょう。その目標が「すごいと思われたいから」か「本当に実力をつけたいから」かを、自分に問うのです。前者なら見え方型、後者なら実力型のサインです。見え方型だったら、目標の言葉をその場で書き換えます。「バカだと思われたくない」という不安を「あの子より良い点を取る」という狙いに変え、競う中身を見え方から実力へと移しましょう。