今日の集中スイッチ(2026年06月05日)

クロノタイプと最適時間帯:自分のピーク時間に難しい作業を集中させる

朝にどうにも頭が動かない人もいれば、夕方にすっかり集中が切れてしまう人もいます。怠けや努力不足ではなく、体が冴える時間帯と作業時間帯がずれているせいかもしれません。

人には朝型・夜型といった体のリズムの個性があり、これをクロノタイプと呼びます。朝型は午前中に、夜型は夕方〜夜に頭が冴えやすいとされます。リエージュ大学のクリスティーナ・シュミットらは、体のリズムと作業時間帯が一致したときに注意や記憶などの成績が上がる「同期効果」を総説でまとめました。オランダの高校生741人を4734件の試験で調べた研究でも、朝型は早朝の試験で高得点でしたが、その差は午後の試験では消えました。

まず1週間ほど、目安として2時間おきに集中の度合いを5段階でメモし、自分が午前と夕方〜夜のどちらで冴えやすいかを確かめます。冴える時間帯には、暗記や計算など頭を使う作業を集中させ、メール返信や片付け、清書などの軽い作業は冴えない時間帯に回します。試験や会議が朝に固定されているなら、本番の数週間前から起床時刻を少しずつ早め、朝に光を浴びる習慣をつけておきます。