今日の集中スイッチ(2026年06月08日)

例題から入る:自力で粘るより速く解き方が身につく

解き方のわからない問題に出くわしたとき、答えを見ずに自力で粘るべきか、解答を見てしまうべきか、迷ったことはないでしょうか。

ニューサウスウェールズ大学のスウェラーらは、中学生を2グループに分け、数学の問題で、片方には解き方を示した例題を見せてから練習させ、もう片方には自力で解かせました。その後、どちらも見ていない別の問題でテストすると、例題を見ていたグループは解く時間が約半分で、間違いも大きく減りました。しかも練習にかけた時間はむしろ短く済んでいます。答えを覚えたのではなく、解き方そのものを身につけていたのです。

わからない問題で5分、10分と手が止まったら、粘り続けるより解答や解説を最後まで読んでください。ただ眺めるのではなく、一行ごとに「なぜこの式になるのか」を確かめながら追います。読み終えたら解答を閉じ、すぐ同じ問題を何も見ずに解き直します。次に似た問題を自分の手で解き、つまずいたらまた解説に戻ります。これを繰り返すうちに、解説なしで解けるようになっていきます。