目標の言い換え:「避ける」より「身につける」が続く
勉強や仕事の目標を立てるとき、つい「赤点を取らない」「ミスしない」と書きがちです。しかし同じ内容でも、文末の向きを変えるだけで取り組みを続けやすいかどうかが変わります。
スウェーデンのカロリンスカ研究所などのオスカーソンらが2020年に発表した新年の抱負研究は、一般市民1066人に目標を自由に書かせ、1年間追跡したものです。「お菓子をやめる」のように何かを避ける形で書いた人の達成率は47.1%、「野菜を一品増やす」のように何かを身につける形で書いた人は58.9%でした。ただし、もともと不安が強い人は、最悪を想定して備える回避型のほうが準備の力になるという反証もあります。
目標を書き出したら、文末が「〜しない」「〜を避ける」で終わる言葉に印を付け、何を身につけたいかで言い換えてみましょう。たとえば「単語のミスを減らす」なら「テストで正しく書ける単語を100語に増やす」、「集中力を切らさない」なら「30分まとめて取り組む」のように、得たいものを文末に置き直します。書き換えてみて違和感が残る目標は無理に直さず元のまま残し、まずは書き換えたほうから手をつけてみましょう。