振り返りのズームアウト:1日・1週間・1か月で見えるものが変わる
毎日その日を振り返って次の日に活かしているのに、いつまでも同じ場所で足踏みしているように感じることはありませんか。
ニューヨーク大学のヤエル・トロープらの研究では、参加者に近い未来と遠い未来の出来事を想像してもらうと、近い出来事は「どう進めるか」という手段、遠い出来事は「なぜそれを選ぶか」という目的の言葉で語られやすいことが示されてきました。日次の振り返りは手順に目が行きやすく、進む方向のズレ自体には気づきにくくなります。期間を広げて振り返ると、自分の取り組み全体が、進みたい方向に向かえているかを点検する余地が生まれます。
振り返る期間を、意図的にずらして使い分けてみてください。1日の終わりには、今日のやり方の中で次に変えたい手順を1つだけ書き出します。週末には、今週もっとも時間を使った作業を3つ書き出し、いま伸ばしたいテーマと並べて見比べます。月の終わりには、この1か月で積み上げてきたものが、自分がそもそもなりたい姿に向かっているかを1行書き出して止めます。1日は手順、週末は時間の使い方、月末は方向と、問いの焦点を切り替えていきます。