就寝前の5〜15分復習:寝ている間に記憶が残りやすくなる
寝る前に教科書やノートをざっと見直しておくだけで、翌朝の覚えが違ったと感じたことはありませんか。
チュービンゲン大学のヤン・ボルンらは、眠っている間に脳がその日覚えた内容を内側で再生し直して整理する働きを長年研究してきました。2006年に高校生を対象として行われた実験では、夕方に英語とドイツ語の単語を覚えて約3時間後に眠った人たちのほうが、朝に覚えて約15時間起きてから眠った人たちより、2日後に覚えていた単語が多く、忘れた数はほぼ3〜4分の1でした。学んでから眠るまでが短いほど、睡眠中の整理が効きやすいと考えられます。
大事な単語や用語は、寝る1時間ほど前に5〜15分だけ復習する形で取り入れてみてください。新しい範囲を詰め込むのではなく、その日学んだ中で覚えておきたい3〜5項目に絞り、声に出すか書き写す程度で構いません。これだけで、復習した内容が睡眠中の整理対象になりやすくなります。スマホやタブレットの強い光は寝つきを妨げるため、紙やノートで行い、終えたらすぐ照明を落として眠る流れにすると、睡眠時間を削らずに記憶を残せます。