選ぶ頭と動く頭:目標を決めた瞬間に頭の使い方を切り替える
目標を決めたはずなのに「本当にこれでよかったか」と迷い続け、動き出せないことがあります。原因はやる気ではなく、頭の使い方を切り替えられていないためかもしれません。
カリフォルニア大学のシェリー・テイラーとゴルウィツァーは1995年、進路や人間関係など、参加者がいま抱えている決めごとについて、良い点と悪い点をいくつ思いつくか挙げさせました。まだ選んでいる最中の人は両方を同じくらいの数挙げたのに対し、選び終えて実行に向かう人は良い点を悪い点の約5倍挙げました。決めた瞬間、損得を公平に見る「選ぶ頭」から、目標に有利な情報を選ぶ「動く頭」へ切り替わります。切り替わらないままだと、決めた後も比較が続き動き出せません。
決めた瞬間を意識的に区切ります。まず「私は◯◯を、いつまでにやる」と紙やアプリに書き、比較で使っていたタブや資料は閉じる・裏返すなど視界から外します。そのうえで「もし机に座ったら、まず教科書やToDoリストを開く」と、きっかけと最初の動作を先に決めておきます。迷いが戻ってきたときは、目標を考え直す前に、決めておいた動作から始めましょう。