ハイパーコレクション効果:自信満々の誤答ほど訂正後に定着する
「絶対これだ」と自信満々で書いた答えが不正解だったとき、恥ずかしくて見なかったことにしていませんか。実はその問題こそ、いちばん記憶に残しやすい復習チャンスです。
コロンビア大学のバターフィールドとメトカーフが2001年に行った研究で、確信をもって間違えた問題ほど、正しい答えを教わった後に正解へ書き換わりやすいことが示されました。アイオワ州立大学のカーペンターらが2018年に授業で調査したところ、自信の低かった誤答は再テストで54%しか直らなかった一方、自信満々の誤答は86%まで直せました。「そうだったのか」という驚きが大きいほど正しい答えに意識が集中し、記憶に残りやすくなるためです。
問題を解くときは答えの横に自信度を「◎○△×」でメモしてください。丸つけの後は◎で外した問題を最優先に、正しい答えと勘違いした理由を書き添え、5〜10分後に何も見ずもう一度解き直します。この一往復で正答が抜け落ちるのを防げます。さらに数日後と1週間後にも解き直せば、いったん直したはずの誤答がじわじわ戻ってしまう現象も抑えられます。