1つの行動に複数の目的を持たせる:どれも削らずに続けられる
勉強したいのに他にもやりたいことがあって、どっちつかずのまま続かなくなる。片方を我慢して削れば解決しそうですが、そうとは限りません。
ドイツのマックス・プランク人間発達研究所のミハエラ・リーディガーらは、スポーツ施設で運動を始めた145人に、他に大切な目標を3つ挙げてもらい、5か月間の出席記録を追いました。他のやりたいことと時間を奪い合う人でも、通う回数は減りませんでした。通い続けたかどうかを分けたのは、運動が他の目標にも役立っていたかどうかです。運動でストレスが減って仕事がはかどる、同僚と一緒に体を動かすので仕事の話も進む。重なりを持つ人ほど、後半まで通っていました。
勉強でも同じです。ほかに大切にしていることを3つほど書き出してください。次に、今の勉強のやり方が、そのどれかにも役立たないかを探します。やることを増やすのではなく、今やっている行動が複数の目的を満たすようにするだけです。同じ範囲を進めている人と一緒に取り組めば、勉強と、人と過ごしたい気持ちが同時に進みます。歩く時間に覚えたい内容の音声を聞けば、勉強と体を動かすことが重なります。