2026年07月31日

後輩への手紙:うまくいかない日と「向いていない」を切り離す

うまくいかない日が続くと、やり方ではなく「自分はここに向いていないのでは」と思い始めます。不調と向き不向きは別のものです。

スタンフォード大学のグレゴリー・ウォルトンとジェフリー・コーエンは、大学1年生に次の三つを行う演習をしてもらいました。まず、先輩に聞いた「最初はなじめるか不安だったが、だんだん慣れた」という回答を読みます。次に、それが自分の経験とどう重なるかを書きます。最後に、後輩に向けて話します。この演習を受けていない学生はつらい日ほど「向いていない」と落ち込みましたが、受けた学生ではこれがほぼ消え、22校26,911人で調べ直しても、大学をやめずに1年目を終えた人が増えています。

まず、先に始めた人も最初は同じところでつまずいた、と思い出します。次に、自分はどうだったか、最近うまくいかなかったことと、そのあとできるようになったことを書きます。最後に、これから同じことを始める人に読んでもらうつもりで「始めた頃はこうだったが、今はこう」と短くまとめます。渡さなくてかまいません。7〜8分で書けます。一度書いておけば、次にうまくいかない日も「向いていない」に結びつきにくくなります。