グループ分け:覚える前に仲間ごとに分けると思い出す量が3倍に
覚えることが多いと、何度も読み返したのに頭に残らない、ということが起こります。実は、覚える前のひと手間で、思い出せる量は変わります。
スタンフォード大学のゴードン・バウアーらは1969年、112個の言葉を覚える実験を行いました。バラバラの順番で見せられた人たちが思い出せたのは、112個のうちおよそ20個でした。一方、同じ仲間同士にまとめ、見出しを付けた形で見せられた人たちは、およそ73個を思い出しました。3倍以上の差です。違ったのは記憶力ではなく、覚える前の並べ方だけです。
まず、覚えたいことを、同じ話題に出てくるもの同士でまとめて紙に書き直します。1つのまとまりは3個から5個までにして、それぞれに何の仲間かがわかる見出しを付けます。あとは見出しごとに覚えていきます。思い出すときも見出しをたどれるので、バラバラに詰め込むより頭から取り出しやすくなります。