2026年08月05日

筋弛緩法:全身の力を抜くと頭の処理が2割速くなる

机に向かっていても、肩や首がこわばったままだと、考えがまとまらないことがあります。体の緊張は、頭の働きにもそのまま響きます。

レミントンカレッジのハバードとアイオワ大学のブライラーは、大学院生126名をランダムに2つに分け、片方だけに全身の筋肉を順に緊張させてゆるめる訓練を、1回20分ほどで週に1回、4週にわたって受けてもらいました。もう片方には健康記事を読む課題を出しています。訓練を受けた側は不安の得点が下がり、覚えたことを短い間だけ頭に置いておく力をはかる課題で、かかる時間が約47秒から約38秒へ、およそ2割縮みました。学業成績も上がり、受けなかった側は上がっていません。

まず、静かな場所で20分とれる時間を週に一度決めます。次に、椅子に座って足先から始め、ふくらはぎ、太もも、お腹、腕、肩、首の順に、一か所ずつぐっと力を入れ、そのまま少し保ちます。そして、いっきに力を抜き、ゆるんでいく感じをしばらく味わいます。これを全身ひととおり行って1回分です。4週続けるうちに、体のこわばりと張りつめた気持ちがほどけて、いつもと同じ課題でも、取りかかってから片づくまでの時間が短くなるのを見込めます。