2026年08月14日

頼む前の遠慮:相手は自分が思うほど迷惑に感じていない

勉強や仕事で行き詰まったとき、誰かに聞けば早いとわかっていても、迷惑をかけそうで声をかけられないまま時間が過ぎることがあります。

スタンフォード大学のシュアン・ジャオとシカゴ大学のニコラス・エプリーは、2022年に、頼む側と頼まれた側の受け取り方のずれを調べました。植物園にいた100人が初対面の2人1組になり、一方が相手に写真を撮ってほしいと頼みます。頼む前に「相手が感じる迷惑」を、まったく感じない0点から強く感じる10点までで見積もってもらうと、平均3.2点でした。ところが、撮ってあげた側が答えた迷惑さは0.5点。助けたあとの気分の良さも、頼んだ側の見積もりを上回りました。

勉強や仕事で行き詰まったら、相手が短い時間で応じられる用件を1つ選び、頼めそうな人に声をかけてみてください。まず、頼む前に頭をよぎる「迷惑だろう」という感覚は、相手の負担を実際より重く見積もっていると考えます。そのうえで、相手の顔を見て伝えます。頼まれた側は、こちらが思うほど負担に感じておらず、引き受けたあとの気分もこちらの予想より良いようです。