答えを先に見ずに、間違えてから解説を読むと初めての問題に強くなる
解説を読んで納得できた問題は、もう身についた気がします。ところが本番で少し形の違う問題が出ると、手が止まります。
スタンフォード大学のアリアガらが2024年に、アメリカの7つの病院の研修医を3つのグループに分け、同じ教材を1時間学ばせました。一つ目は先に解説を読み、二つ目は易しい問題を自力で解いてから解説を読み、三つ目は間違えやすい難しい問題を自力で解いてから解説を読みます。教材に出てきた内容の成績は3つとも同じでした。差がついたのは初めて見る問題で、正答率は難しい問題のグループが60.6%、易しい問題が45.2%、先に解説を読んだグループが40.9%でした。
一度は学んだことのある分野で問題に取り組むときは、すらすら解ける問題ではなく、半分くらい間違えてしまう手ごたえのある問題を選んでください。そして解説や答えをすぐに開かず、まず自分なりの答えを出し、そのうえで解説を読みます。易しい問題で同じことをしても、初めて見る問題への強さは変わりませんでした。間違いが出るくらいの難しさで自力で考えると、本番で少し形の違う問題が出ても解きやすくなります。