点数ではなく解き方を目標にすると、急ぎでない勉強の成績が上がる
勉強や仕事に取りかかるとき、今日は何問正解すると数値の目標を立てる方は多いと思います。ただ、数値の目標が効く場面は限られています。
オランダのグローニンゲン大学のヴァン・イペレンらは、目標の種類を変えて成績を比べた19本の実験、合計3482人分を分析するという研究を行いました。その結果、「良い点を取る」を目標にした人より、「やり方を身につける」を目標にした人のほうが、課題の成績が高くなりました。ただし、この差が出たのは、時間に追われず、解いている最中に正解数を知らされない場面だけです。残り時間や途中の点数が気になると、注意がそれ、やり方に頭を使う余裕がなくなるためだと説明されています。
まず、締切に追われていない時間帯を決めてください。次に、その時間にやる課題を1つ選び、目標を「何問正解する」ではなく「この単元の解き方を1つ、自分の言葉で説明できるようにする」のように書き出します。そして、解いている最中は答え合わせをせず、終わってからまとめて確認します。急ぐときは、数値の目標のままで構いません。時間に余裕のあるときにやり方を身につける目標へ変えると、その課題の成績が上がりやすくなります。