2026年08月18日

しっかり粘ってから離れると、答えにたどりつきやすくなる

解けない問題や進まない企画から離れるのは逃げるようで気が引けて、離れられないまま同じところを考え続けてしまいます。ですが、離れ方しだいで前に進めます。

ランカスター大学のシオとオーマロッドは2009年、これを調べた過去の実験117件、参加者3606名分をまとめ直しました。比べたのは、別のことを挟んでから課題に戻った人と、同じ合計時間ずっと取り組み続けた人です。その結果、7割にあたる85件で、離れて戻った側のほうが答えにたどりつけた割合や成績が高くなりました。さらに、離れる前に取り組んだ時間が長いほど効果は大きく、離れている間に頭を働かせる作業を入れると効果は小さくなっていました。

まず、手が止まっても、すぐには離れず、粘れるところまで取り組んでください。次に、同じところを読み返すばかりで進まなくなったら、ノートや画面を片づけて離れます。離れている間は、散歩や片づけなど、頭をほとんど使わない作業に充てます。ここで別の難しい仕事や勉強を持ち込むと、効果は小さくなります。そのうえで、同じ課題に戻ります。離れる前にしっかり粘った分だけ、戻ったときに前とは違う考え方を思いつきやすくなります。