2026年08月21日

心理的距離:夜に勉強や仕事を頭から離すと翌朝の疲れが軽い

しっかり眠った日でも、朝から体が重く、机に向かうまでに時間がかかることがあります。翌朝の疲れに関わるのは、眠りの長さや質だけではありません。

コンスタンツ大学のゾンネンタークらは、公的機関で働く166人に、月曜から金曜までの5日間、夕方の過ごし方と翌朝の状態を毎日記録してもらいました。すると、夕方に仕事のことを頭から離せていた日ほど、翌朝の疲れが軽いという関係が見られました。この関係は、その夜の睡眠時間と睡眠の質の差を除いても残りました。眠りとは別に、頭を仕事から切り離せたかどうか、つまり心理的距離が取れたかどうかが、翌朝の疲れと結びついていたのです。勉強でも同じことが起こると考えられます。

今日から、勉強や仕事を切り上げる時刻を先に決めておいてください。まず、切り上げる直前に、気がかりな用件と翌日どこから始めるかを書き出します。次に、通知を切り、机から離れます。そのあとは、体を動かす、手作業をするなど、自然と気が向く活動に移ります。「考えないようにしよう」と念じると、かえって思い浮かびます。翌朝の疲れが軽くなれば、次の日も机に向かいやすくなります。