2026年08月22日

似た2問を並べる:解き方の共通点を書くと問題文が変わっても解ける

例題を1つずつ順に読んで解き方を理解したつもりでも、問題文が変わると手が止まります。解いた数が増えても、解き方の型が残りません。

ノースウェスタン大学のゲントナーらは、学部生128名に、値段や条件を話し合って取引をまとめる事例を2つ学ばせました。片方のグループは2つを並べて見比べて共通点を書き出し、もう片方は同じ2つを別々に読んで要点をまとめます。そのあと問題文は違うが同じ解き方が通じる課題を出すと、最も良い解決策にたどり着いたのは、見比べた側が48パーセント、別々に読んだ側が19パーセントでした。ピッツバーグ大学のアルフィエリらが57の実験を集めた分析でも、解説は見比べたあとに読むほうが成績は高めです。

まず、同じ単元から解き方の似た問題を2つ選びます。どちらも歯が立たないうちは負担が増えるので、片方は自力で説明できてから始めます。次に、2つを同時に目に入るよう左右に並べます。そして、違いではなく、解き方の共通点を一言で書きます。たとえば、どちらも同じ公式を使う、で構いません。書いたら解説を読み直します。この順番だと解き方の型が残り、問題文が変わっても同じ型が使えると気づけます。