2026年08月24日

後回しにすると消える分が見えていると、今やる方を選びやすくなる

大事なことほど後回しになり、目の前の楽な方を選んでしまう。そのとき頭にあるのは今の楽さだけで、明日に回した分がどうなるかは目に入っていません。

ウォーリック大学のダニエル・リードらは、イギリスの一般の大人や北米の大学生3千人あまりに、今すぐ少なめのお金か、後日多めのお金かを選んでもらいました。選択肢に「今すぐを選ぶと、後日は0円です」と足して見せると、後日多めを選んだ回数が100回あたり14回増えました。物やサービスを選ぶ場面でも同じでした。逆に「後日を選ぶと、今すぐは0円」と足しても選択は変わりません。効いたのは、目先を選んだときに消える側を見せたときだけです。

今の楽さだけを見て大事なことを明日に回そうとしたら、メモに一行書いてください。書くのは、明日に回すと後で何が消えるかです。「今日休む→この単元の理解は今日の分だけ消える」のように、いつ何がなくなるかまで書くのがコツです。後回しを促す「やると休めない」は書きません。迷いそうな日は前もって書いておくのもいいでしょう。その一行を見てから決めます。明日に回すにしても、何を手放すか分かったうえで決められます。