キリのいい数字まであと一歩だと、もう一度挑む気持ちが強まる
キリのいい数字まであと少しだと、人はもうひと踏ん張りしたくなるものです。この性質は勉強や仕事の粘りに活かせます。
シカゴ大学ブース校のデヴィン・ポープらは2011年、運動や作業の3場面を想像してもらう実験をしました。「20周まであと1周」のようにキリのいい数字のすぐ手前だと伝えられた人は、もう1回やろうという気持ちが3場面平均で9点満点中7.14と、届いた人の5.84を上回りました。さらにハーバード大学のジョシュア・グッドマンらは2020年、米国の大学入試SATの記録約1200万人分から、初回の点数が100の倍数のすぐ下だった受験生は、すぐ上より100人あたり約1人多く再受験していたと確かめました。
勉強や仕事に、点数の出る確認を混ぜておいてください。新しく用意しなくても、ふだんの結果を数字で見るだけで構いません。機会が多いほど、キリのいい数字のすぐ手前は何度もめぐってきます。100点などキリのいい数字まであと数点で終わったら、もう一度やりたい気持ちがわきやすくなります。その気持ちに乗ってみてください。なお、区切りに届くと手が止まりやすい面もあり、届いたときはそこで終えて構いません。