2026年09月02日

覚えた直後の10分を静かに休むと、あとで思い出せる量が増えやすい

ひと区切りついた瞬間、つい手が伸びるのがスマホや次の科目です。しかし、その直後の10分の使い方で、覚えた内容の記憶への残り方は変わります。

アメリカのノートルダム大学のパラたちの研究チームは、学習の直後に平均10分ほど静かに休んだ場合と、直後に別の作業へ移った場合を比べた51本の研究、142件の比較を集計しました。その結果、休んだほうが、あとの記憶テストで思い出せた量が多くなっていました。休息のあいだに、覚えた内容を定着させる働きが進むと考えられています。ただし健康な成人にかぎると差は小さく、効果が出ない研究もあります。それでも、51本を合わせると偶然では説明できない差が残りました。

覚えたい内容の勉強をひと区切り終えたら、10分だけ何もしない時間を取ってみてください。まず、椅子でも床でも、楽な姿勢で目を閉じます。ただし眠り込まない程度にとどめます。スマホも本も開かず、次の科目にも移りません。頭に浮かぶことは、そのままにして構いません。何かを考えようとする必要も、消そうとする必要もありません。この10分をはさんだほうが、はさまずに次へ移るより、あとで思い出せる量は多くなりやすいようです。