心配を考えるのは毎日の決まった行動のあと、と決めると心配の時間が減る
勉強や仕事の最中に気がかりが浮かぶと、手が止まります。あとで考えようと先送りしても、何度も戻ってきます。
リーズ大学のマッカリックらは、186人を4グループに分け14日間ためしました。うち76人には、心配が浮かんでもその場で考えず、夕方の20〜30分まで持ち越してもらいました。うち半数は「もし心配になったら、歯みがきのあとに考える」のように、毎日する行動を各自の合図に決めました。小規模な実験で、ほかのチームの確認もこれからですが、参加者の毎晩の日記では、合図を決めた人の心配時間は1日29.8分と、決めなかった人の47.5分より短かったと報告されています。眠りに変化はなく、変わったのは心配に使う時間の長さでした。
気がかりが浮かんだら、その場でいったん切り上げます。次に、寝る4〜5時間前に毎日必ずしている行動を一つ選び、それを合図に決めます。たとえば「もし心配になったら、夕食の片づけのあとに考える」と書きます。決めた時間になったら、20〜30分だけ心配を考えます。頭から追い出そうとしなくても、考える時間と、それを始める合図まで先に決めておけば、1日に心配する時間は短く収まりやすくなります。