動画は5分ごとに止めて今見た内容を思い出すと、あとで問われて答えやすい
動画で学んだあと、いざ問われると思い出せないことがあります。見ているあいだは分かった気になっていても、頭に残っていないのかもしれません。
アイオワ州立大学のジェイソン・チャンらの2025年の実験では、大学生など703人が20分の講義動画を見ました。最初の15分は、5分見て止めるたびに、今見た内容の小テスト4問に答えて正解を見るグループと、同じ時間だけ答え入りのスライドを読むグループにランダムに分けました。全体では小テストのグループのほうが、直後も翌日もテストの正答率が高かったと報告されています。差は小さめです。ただし横で別の動画が流れていた条件では直後の差がなく、別チームの似た実験(大学生195人)でも差は出ず、確実とは言えません。
動画で学ぶときは、5分ほど見るごとに止めます。次に、今見た部分の内容を、用語や数字まで思い出せるだけ思い出します。思い出せなかったところがあれば、そこだけ少し戻して確かめてから続きを見ます。こうして見ていくと、直後でも翌日でも、問われて正解できる問題が増えると期待できます。