鼻から二度吸って口から長く吐く呼吸を毎日5分続けると、気分が上向く
勉強や仕事の前、どうにも気分が上がらない日があります。呼吸の仕方を変えるだけで、定番の瞑想より気分が上向くという結果があります。
スタンフォード大学のユルマズ・バルバンらは2023年、108人を、二度吸って長く吐く「ため息呼吸」30人と瞑想24人を含む4つの群に分け、毎日5分を28日間続けてもらう小規模な実験をしました。気分の良さを10〜50点(高いほど良い)でたずねると、1日の伸びはため息呼吸が1.89点、瞑想が1.22点でした。差はわずかですが、ため息呼吸だけは続けた日数が増すほど伸びが大きくなったという結果が出ています。安静時の呼吸数もより下がりました。気分が上向けば机にも向かいやすいと考えられます。ただし別のチームでは逆の結果もあり、必ず効くとは言えません。
椅子に座るか横になり、5分のタイマーをセットします。まず、鼻からゆっくり息を吸います。次に、肺がふくらんだところで、鼻からもう一度短く吸って肺をいっぱいにします。最後に、口からゆっくり長く吐き切ります。これをタイマーが鳴るまでくり返します。毎日続けると、その日の気分が上向きやすくなり、ふだんの呼吸もゆっくり落ち着いていきます。