2026年09月14日

長い文章は画面より紙で読むと、読んだ内容の問いに正しく答えやすくなる

長い資料を画面でスクロールしながら読むと、読んだはずなのに内容が頭に残らないことがあります。読む媒体を変えるだけで理解度は変わります。

スタヴァンゲル大学のマンゲンらが2013年に発表した小規模な実験では、生徒72人を無作為に2組に分け、同じ2本の文章(ノルウェー語で1400〜2000語、物語文と説明文)を、「紙に印刷して読む組」と「画面のPDFで読む組」で比べました。語彙力や元の読解力をそろえても、紙で読んだ組のほうが読解テストの点が高いという結果が出ています。ただしノースダコタ大学のクリントン=リセルらが56の研究をまとめた分析では、全体では紙が良いものの、スクロールが要らない読み方なら差がほぼ消えました。

読んで理解したい長い文章は、画面ではなく紙で読んでみてください。画面で読む予定の資料は、印刷してから読みます。読んだあとで内容を問われても、正しく答えやすくなります。向いているのは、画面ならスクロールが要る長さの資料や教材です。スクロールせずに読める短さなら差が出にくいので、そのまま読んでも問題ありません。