昼食のあとに仮眠をとると、注意力が少し上がる
昼食のあとの午後は、机に向かっていても頭がぼんやりして、なかなか調子が上がらない時間が続くことがあります。
クレルモン・オーヴェルニュ大学のデュテイユらは2021年、午後の仮眠を調べた11本の実験、381名分の結果をまとめました。比べた相手は、同じ時間を眠らずに休むかテレビや読書などで静かに過ごした人です。仮眠をとった人は、注意力を測るテストで成績が上回り、段取りをこなす力を測る課題でも上回る傾向がみられました。午後1時より前に始めた仮眠のほうが、遅く始めた場合より成績は良くなっていました。ただし差はごくわずかで、記憶のテストでは差が出ませんでした。測られたのは実験室の課題の成績までで、勉強や仕事の成果に効くかは検証待ちです。
昼食を終えたら、できれば午後1時までに、物音の少ない場所へ移りましょう。次に、目を閉じて、20分から30分ほどを目安に眠ります。長く眠るほど、目覚めたあとの鈍さは強く残ります。そして、目が覚めた直後は冴え方にばらつきが出やすいので、すぐ本題へ入らず、片づけやメールの整理など軽い作業から始めます。頭がはっきりしてきたら本題に戻ると、注意が途切れにくくなるはずです。