スマホのネットを2週間切ると、注意を保って見分ける正確さが上がる
いつでもネットにつながるスマホが、勉強や仕事で一つのことに注意を向け続ける力を鈍らせているのかもしれません。
アルバータ大学のカステロらは、467人を2組にランダムに分け、片方は最初の2週間、もう片方はその後の2週間、スマホのネットを切ってもらいました。注意は、次々出る絵を見てボタンを押し、決められた絵のときだけ押すのをこらえるテストで測りました。測定を終えた244人では、先にネットを切った組だけ見分けの正確さが上がり、遅れて切った組も後で上がったと報告されています。著者によると、ネットを切る前後の差は、年齢による衰え10年分に当たります。ただ、別のチームが76人でSNSの時間を減らした実験では、組の差がつかず、注意にも差は出ませんでした。
研究どおり2週間ずっと切るのが理想ですが、さすがに厳しすぎるという場合は、1日のうちで集中したい時間帯を決め、その間だけモバイルデータ(キャリアのネット通信)とWi-Fiをオフにしてみてください。つい戻しそうなら、スクリーンタイムなど元々ある制限機能を使うのも手です。この形で2週間続けて、気がそれて見落とすことが減るか様子を見ましょう。